コンサルの思考法をWebサイト解析に使おう!

最近ではコンサルの思考法が流行っていますよね。

書店に行けばこれ関連の本がすごく多くなりました。私もコンサルの思考法を利用しながらアクセス解析をしたりしています。個人的には意識高い系に見られて嫌な感じですが。笑

とはいえ、有効な方法はどんどん取り入れていきましょう。プライドでは飯は食えません。

なので、アクセス解析、Webサイトレイアウトやコンテンツ内容、施策方法を考えるとき、コンサルでいう、MECE(漏れなくダブりなく)、ロジックツリー、を使っていこうと思っていますので、記事内容の中にも色々とコンサル用語を使っていくかもしれません。

変にアレルギーに感じず、自分自身の成長のため、Webサイトをより良くするために流しながら読んでください。

有名なコンサル思考法で私が使っているのものは以下になります。

・ゼロベース思考

・ロジックツリー

・パレードの法則

・仮説思考

・So What? So Why?

ゼロベース思考

その名の通り0から物事を考えることです。Webサイトの前提条件はありながら、これまでの思い込み、考え方をゼロで考えることです。

例えば訪問者がなかなか伸びない、もしくは来ていてもCVに至らない。商品やページについては作りこみCVを生み出せるものにしているのに、成果だけがでない。

この時のゼロベース思考は検索エンジンからの流入のみが訪問者と考えていないか。SNSやメディア、キュレーションサイト、ブログ、などから流入は狙えないのか?よりターゲットを絞り込めるものであれば活用すべきでしょう。

私は以前同じような悩みに陥りキュレーションサイトを使ったマーケティングを行った過去があります。実際に流入は増えCVもキュレーション経由だと10%以上という、とんでもない数字を出すことに成功しました。、検索順位UPだけに目を向けず、ゼロベースで他チャネルや集客方法を考えてみるのもいいかもです。

ロジックツリー

サイトマップのようにツリー上に物事を深堀していきます。

意外にWeb経験者には馴染みやすいかもしれません。

やり方は、どんどんツリー上に物事を分解していくこと

例として「ダイエット」を分解していきましょう。

このようにダイエットを考えている人は何を求めているのか分解していくと分かってくると思います。これは新しくビッグKWDを対策する際にもコンテンツ案出しとしても使えますし、CVさせるためのページとしてもどんな内容を入れればユーザーに引っかかるのか分かってくると思います。

パレードの法則

80:20の法則とも言います。ビジネスもそうですが自然界でもこの法則が成り立つそうです。有名なのがアリでの実例。8割の働きアリは一生懸命働くのに2割はさぼっているそうです。そして2割のアリを取り除いたところ、なんと8割の方からさぼるアリが出てくるという実験データあるそうです。

私の場合には、どう使っているかというと、すべてのページでユーザー全体をどうにかCVさせようと思わず、CVに強いページをいくつか作り、8割のCVをそこから生み出そうと考えて戦略を立てています。数千、数万のページを持っているサイトで全体をカバーすることは不可能であり、導線作りも何百万通りになり、とてもじゃないですが人の領域を超えることになります。もちろん8割以外のページでも、CVのための施策(問い合わせボタンを置いたり、共通のCV誘導の文言を入れたり)はしますが、作りこみはしないです。すべてのページから、このCV8割を占めるページへの誘導を考えます。

こちらの方が施策も簡単でコントロールもしやすく、何より解析もシンプルにできますよね。

仮説思考

これは多くの方がすでに使っていると思います。施策を考えるとき、ほとんどが仮説ですよね。このデータの結果からこういった施策が有効だ、試してみようと。

私の場合、この仮説思考も大事ですがさらに重要なことは、解析をした後の施策・仮説を立てて考えたあとの実行です。実行が一番大事です。仮説を立てても外に出さなければ意味がありません。

仮説を立て実行して失敗してもいいのです。その仮説が間違っていたことは大きな収穫です。今後のWeb施策において重要なファクトになります。考えただけど何もしないのは仮説思考の上達にもつながりません。失敗は怖いですが試さなければ自分もWebサイトも成長しません。勇気をもって実行しましょう。

私も多くの失敗を経験しています。解析データから「これだ!」という仮説を立てて絶対に成功するとワクワクしながら施策したら、なんと問い合わせゼロ、というとんでもない失敗をしました。かなりへこみますよ。

でも上記の通り、プラスに考えて、なんでダメだったのか、分析することで自分のノウハウ、知識経験になります。

So What? So Why?

なんで?なんで?攻撃の詰めまくる思考法です。

データ解析から、この施策が一番ベストだろうと考えた施策も、自分自身でなんで?なんで?と振り返るようにしています。本当にその施策を決定するための十分なデータがそろっているの?ユーザーサイドのことは考えた?ほかに方法は本当にないの?そもそも優先順位的にそこ施策するの?というところまで考えます。

ちなみに人にやると軽いパワハラになりますので要注意ですね。笑

いくつかコンサル思考法を紹介しましたが、

「考えること」が大事なんです。表面的なことや、とりあえずの施策ではサイト改善はうまくいきません。しかりと考えることで、効果測定からの次の施策もうまくいきますし、サイト全体、ページ単位の戦略も腹落ちしてすっきりすると思います。

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